「現代マネジメント研究」第1回 宗次徳二氏 講義

2026年度 中部学院大学・シティカレッジ関・各務原公開講座

第1回 「苦労し努力し、耐えた分だけ強くなる」

カレーハウスCoCo壱番屋創業者、NPO法人イエローエンジェル理事長、本学客員教授 宗次 德二 氏

今年度の「現代マネジメント研究」第1回の公開講座が4月20日、関キャンパスで開講し、カレーハウスCoCo壱番屋創業者で本学客員教授の宗次德二氏が「苦労し努力し、耐えた分だけ強くなる」のテーマで講演した。
同講座は各界で活躍するトップリーダー8人を講師に招き、学生にグローバルな視点を提供し、地域に貢献できる人材の育成を目的としている。教育学部、人間福祉学部、スポーツ健康科学部、短期大学部の学生125人と一般市民47人の計172人が熱心に耳を傾けた。
 

「大抵の悩みは解決できる。常に目標を持って楽しい学生生活を送ってください」と学生にエールを送る宗次德二氏 「大抵の悩みは解決できる。常に目標を持って楽しい学生生活を送ってください」と学生にエールを送る宗次德二氏
宗次氏は「ウクライナやイランなど世界各地で戦争が起き、日本にも多大な影響が出ている。学生の皆さんはこれから様々な人生の困難に直面し、悩むこともあるだろう。しかし常に目標を持って努力すれば大抵のことは解決できる。大学在学中にそれぞれが目標を持ち、三十代、四十代、五十代と続く人生の設計プランを考えてほしい」と語りかけた。
宗次氏は「私は両親を知らずに生まれ、児童養護施設に預けられた。施設から養父にもらわれたが、養父は競輪に夢中で電気代も払えず、ろうそくの生活だった。毎日暴力を振るわれ、裸にされて竹で殴られた。養父のために路上やパチンコ店で落ちているたばこの吸い殻を拾い集めた」と過酷な幼少期を振り返った。それでも宗次氏は「ひどい父親だったが、好きだった。高校に入る十五歳の時に初めて戸籍謄本を見た。自分がいつどこで生まれたか、名前が違うことも分かった。むしろ人間に生まれてよかったとさえ思った」と淡々と語った。
宗次氏は学生に対し、人との出会い、物事との出会いの大切さを強調。「中学、高校とアルバイトに明け暮れ、米屋でもちつきのアルバイトをし、豆腐屋で早朝から働いた。高校一年の時、友達からテープレコーダーを五千円で買ったのがクラシック音楽との出会い。母親の中古テレビから歌謡曲を録音しようとしたが、たまたまNHK番組でメンデルズゾーンのバイオリン協奏曲が流れた。初めて聞いたクラシック音楽が心の琴線に触れた」と話した。この時の感動がカレーチエーン店を退任後、音楽専用ホール「宗次ホール」(名古屋市)の運営につながったという。
「音楽ホールでお客様をお出迎え、お見送りする時は常に笑顔を絶やさない。笑顔でいればいい人、いい事との出会いがある。生きていれば順に悩みは出てくるが、ほとんどはすべて解決できる。取り返しがつかないような失敗さえなければ、多くの悩みは解決できる。常に目標を持って努力し、これからの学生生活を楽しみ、健康第一にいい人生を過ごしてください」と温かなエールを送った。
 
今年度最初の「現代マネジメント研究」公開講座 今年度最初の「現代マネジメント研究」公開講座
感謝のセレモニーで花束を受け、学生代表と握手する宗次氏 感謝のセレモニーで花束を受け、学生代表と握手する宗次氏
講義後、奨学生による感謝のセレモニーが行われ、イエロー・エンジェル奨学金を受けている日本人、ミャンマー人、中国人の9人が登壇。ミャンマー人留学生で社会福祉学科のヌェイ・ナンダーさんが代表してお礼の言葉を述べ、理学療法学科の松浦琢人さんが花束を贈呈した。また5月12日に関キャンパスで行われる郡上おどりのイベントで留学生が着用できるよう宗次氏が寄贈した浴衣が披露された。
(文責・碓井洋  写真・小林康将、林賢一)


イエロー・エンジェル奨学生と大学、短大学長らとの記念撮影 イエロー・エンジェル奨学生と大学、短大学長らとの記念撮影
宗次氏からプレゼントされた郡上おどりの浴衣 宗次氏からプレゼントされた郡上おどりの浴衣

関連情報

2026年度入学式を挙行

2026年度入学式を挙行

中部学院大学・中部学院大学短期大学Factbookを公開しました

中部学院大学・中部学院大学短期大学Factbookを公開しました

「2026年度 現代マネジメント研究」公開講座を開講します

「2026年度 現代マネジメント研究」公開講座を開講します