2026.05.25
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「現代マネジメント研究」第3回 江崎禎英氏 講義
2026年度 中部学院大学・シティカレッジ関・各務原公開講座
第3回 「地方から創る新しい日本の形~安心と挑戦の岐阜県を目指して~」
岐阜県知事 江崎 禎英氏
「現代マネジメント研究」第3回公開講座は5月18日、岐阜県の江崎禎英知事を迎えて関キャンパス行われた。江崎知事は「地方から創る新しい日本の形~安心と挑戦の岐阜県を目指して~」のテーマで県政の様々なアイデアを披露し、「政策の課題だけではなく、その答えも現場にある。皆さんの意見を広く県政に取り入れながら5年後、10年後の未来を一緒に創りたい」と呼びかけた。
「政策の課題だけではなく、その答えも現場にある」と熱く持論を語る江崎知事
江崎知事は昨年1月に初当選を果たし、「安心とワクワクにあふれ、人やモノが集まる岐阜県」をスローガンに掲げて県政を展開している。講義では知事就任直後に当時の石破茂首相と会談したことを明らかにし、「このままでは日本は衰退する。どこから新しい日本の形を創るべきか、私の考えをお話しした」と述べ、①人口減少対策②労働力不足③いじめや不登校をなくすための教育改革④高齢化対策と医療費の問題⑤自然災害への対策—を焦眉の課題として挙げた。宗次氏は「ウクライナやイランなど世界各地で戦争が起き、日本にも多大な影響が出ている。学生の皆さんはこれから様々な人生の困難に直面し、悩むこともあるだろう。しかし常に目標を持って努力すれば大抵のことは解決できる。大学在学中にそれぞれが目標を持ち、三十代、四十代、五十代と続く人生の設計プランを考えてほしい」と語りかけた。
人口減少対策では東京一極集中を「東京ブラックホール」と名付け、地方から若者が就職を機に東京など県外に流出している現状を指摘。岐阜県の有効求人倍率は全国3位であることを示し、「働く場所がないのではない。活躍できる魅力ある職場がない。働き方改革ではなく、働いてもらい方改革を考えるべきだ」とした。また全国で35万人と言われる不登校問題に触れ、「不登校になるのはまじめな子供。能力、学力で子供を選別する明治以来の教育の在り方を変える必要がある」と持論を展開。上級生と下級生が一緒に学ぶ「異学年集団による学び合い」を県として支援し、今年は県内5校で実施する方針を明らかにした。
福祉分野では「高齢社会は暗い社会になるというイメージは間違い。人間の寿命は生物学的にも大還暦の120歳まで可能であり、人生100年時代をいかに健康長寿社会として生きるかが大事」と訴え、①美味しいものを食べる②毎日運動する③自分が社会に役立っていると自覚し、ストレスをためないーの3本柱を強調。昨年開催した「ねんりんピックぎふ2025」を契機に喫茶組合の協力も得て、高齢者がモーニングに通うことで健康を維持する「ぎふモーニングプロジェクト」を推進していると紹介した。今年は800人のモニターを募集して医学的なデータを集積し、「モーニングプロジェクトで高齢者のフレイル予防の国際標準を作りたい」と意気込んだ。
人口減少対策では東京一極集中を「東京ブラックホール」と名付け、地方から若者が就職を機に東京など県外に流出している現状を指摘。岐阜県の有効求人倍率は全国3位であることを示し、「働く場所がないのではない。活躍できる魅力ある職場がない。働き方改革ではなく、働いてもらい方改革を考えるべきだ」とした。また全国で35万人と言われる不登校問題に触れ、「不登校になるのはまじめな子供。能力、学力で子供を選別する明治以来の教育の在り方を変える必要がある」と持論を展開。上級生と下級生が一緒に学ぶ「異学年集団による学び合い」を県として支援し、今年は県内5校で実施する方針を明らかにした。
福祉分野では「高齢社会は暗い社会になるというイメージは間違い。人間の寿命は生物学的にも大還暦の120歳まで可能であり、人生100年時代をいかに健康長寿社会として生きるかが大事」と訴え、①美味しいものを食べる②毎日運動する③自分が社会に役立っていると自覚し、ストレスをためないーの3本柱を強調。昨年開催した「ねんりんピックぎふ2025」を契機に喫茶組合の協力も得て、高齢者がモーニングに通うことで健康を維持する「ぎふモーニングプロジェクト」を推進していると紹介した。今年は800人のモニターを募集して医学的なデータを集積し、「モーニングプロジェクトで高齢者のフレイル予防の国際標準を作りたい」と意気込んだ。
県知事を迎え、学生と市民ら170人が耳を傾けた現代マネジメント研究講座
「皆さんの意見を広く県政に取り入れ、5年後、10年後の未来を一緒に創りましょう」と呼びかける江崎禎英知事
講義後には学生や聴講の市民ら計六人が活発に質問。「岐阜県内で一押しの観光スポットはどこ」「愛知県では学校の休みを増やす制度があるが、岐阜県ではどうか」「知事の提唱する政策オリンピックを今後どう進めていくのか」などの質問が出た。江崎知事は「私の一押しは水がきれいで景色もいい地元・山県市の円原川」「学校を休みにするのではなく、学校で自然や動物に親しむことができ、むしろ子供が行きたくなる学校を実現したい」「今年は政策オリンピックで空き家の活用や引きこもり支援、消防団員や水防団員の確保対策などのアイデアを募集をしていきたい」と一つずつ丁寧に答えていた。
(文責・碓井洋 写真・小林康将、林賢一)
(文責・碓井洋 写真・小林康将、林賢一)
学生の質問に満面の笑顔で答える江崎知事
閉会の辞で御礼の挨拶を述べる本島修学長