L.E.A.PPlaza交流企画 婚姻の歴史

2021年12月7日(火)昼休み、関キャンパスL.E.A.PPlazaにおいて、橋本裕子先生による「婚姻の歴史」を開催しました。学生12名、教職員6名が参加しました。
日本では、古代における婚姻の記録を文字から探ることができないことから、婚姻を示す土器の模様や図柄のモチーフをもとに、弥生時代から古墳時代にかけての婚姻の歴史を探るそうです。例えば、結婚を記念に抜歯をする歴史があったことや、お歯黒を塗った女性の骨などの痕跡をたどって、結婚した女性であるかどうかを知ることができるそうです。また、中国では、「纏足(てんそく)」といわれる、女性の足をきつく縛って小さくし、望ましい結婚相手を見つけるという風習があったことなどについても、写真とともに紹介されました。
昔は自由恋愛が許されなかったそうですが、時代が新しくなるにつれて婚姻の形態も多様になり、現在では婚姻届を提出するだけの結婚でも見られるようになっています。しかし、結婚式の形式を見ると、神式・教会式を問わず、親族は新郎側と新婦側に別れて座り、席次もあらかじめ決められていることなど、日本では古くからの風習・流れが色濃く根付いていることが伺えるとの説明もありました。
最後に、参加した留学生からも、母国の結婚制度について紹介がありました。