大学から飛び出そう!幼稚園児の前で表現力を鍛えます

幼稚園教諭・保育士コースの3年生の学生達が、7月6日に幼稚園にお邪魔し、自分たちで考えた劇を見てもらいました。

幼保コースでは、保育者になるための学びとして2つ柱を掲げています。一つは幼児を深く理解する力です。またもう一つは、自分の思いや意図が子ども達に伝わるための「表現力」です。子ども教育学科では子どもの前で表現する力を身につけるため、なるべく実際の子ども達に向けて演じる場面を積み重ねています。その一環として今回、近隣の幼稚園にお邪魔し、4歳児・5歳児に自分たちで組み立てた劇を見てもらいました。8つのグループに分かれ、「おむすびころりん」「うさぎとかめ」「おおきなかぶ(アンパンマンバージョン)」「西遊記」などを題材に、劇を組み立ててみました。コロナ禍ということで対面・遠隔の交互授業が続くなか、実際に対面で準備する時間に制約がある中で行った活動ですが、子ども達の反応は上々でした。

男子チームは赤ずきんちゃんをもじって「青ずきんくん」に挑戦。時々子ども達とのやりとりやかけあいも劇中に入れ込みながらの熱演でした。また、「おむすびころりん」では、新聞でできた紐つきのおむすびをひっぱりながら、子ども達の周りを回る場面がありました。教室全体を舞台に利用するという発想に見ているこちらも感心しました。

劇を演じるには、配役はもちろんのこと、子どもに伝わりやすい台詞や言い回し、声のペースやトーンなども考える必要があります。また、学生達は劇の雰囲気を表現するために、廃材を使って植物、扉、衣装、お面などの制作も行いました。劇を行うという一つの活動ではありますが、その中には子どもの笑顔を考えた上での多くの活動や学びが含まれています。大学に戻ってからの学生達の表情は、いつもより明るく、笑顔で自信に満ちあふれたようでした。
本番直前まで、劇中に利用する草をどのように立てるか試行錯誤する学生達。子ども達の喜ぶ顔を思い浮かべながらの作業です。
「あおずきんくん」で熱演した学生達に「ありがとう」「楽しかったよ」という気持ちを伝えてくれる園児達
「おむすびころりん」の一場面。おじいさんに宝箱を渡すネズミたち。心からおじいさんにネズミさんが感謝する気持ちが伝わってきますね
自前の衣装で「おおきなかぶ(アンパンマンバーション)」のお話に登場したアンパンマン!学生のこだわりが見えてきます。

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