現代福祉マネジメント:これからの介護会社にもとめられるもの

618日、人間福祉学部 地域公開授業「現代福祉マネジメント」にて、日建ヘルスメディカル株式会社 代表取締役 林芳弘氏のお話しを聴きました。介護の会社を経営されている社長さんからお話を聴く機会が少なく、介護事業経営者の深い想いを聴くとても貴重な機会になりました

【学生の感想】

 今回のお話を通して、介護業界が今後ますます社会にとって欠かせない存在になっていくことを強く実感しました。特に印象に残ったのは、「介護は究極のサービス業であり、利用者一人ひとりの人生を大切にすることが何よりも大切だ」という林氏の言葉です。単に効率化や利益を追い求めるのではなく、「人を大切にする心」が介護には求められていることを改めて感じました。また、ICTAIの活用についても、現場の負担軽減だけでなく、質の高いケアの実現につながるという視点に納得しました。技術に頼るだけでなく、人の温かみと組み合わせることで、より良い介護が実現できるのだと思います。今後、介護の現場に関わる上で、林氏が語られたように「挑戦する姿勢」や「地域社会との連携の視点」を忘れずに、自分自身も成長していきたいと思いました。とても刺激になった講演でした。
 人間福祉学部 2年生 TK


今日の先生のスピーチで最も心に響いたのは、超高齢社会に対する彼自身の考え方の部分でした。老人ホームでアルバイトをしていると、多くの高齢者が世話を受けていても、やはり孤独を感じていることに気づきました。彼らは話し相手を必要とし、過去の話を聞いてもらいたがっています。私のちょっとしたお付き合いで笑顔を見せるお年寄りを見るたびに、この仕事はとても意義があると感じます。
 スピーチでは、介護業界の人材不足について触れられており、単に給料を上げるだけでは問題が解決しないと指摘されていました。確かにその通りだと思います。なぜなら、高齢者の世話には体力だけでなく、忍耐力と愛情も必要だからです。私はアルバイトではありますが、彼らをより良くサポートする方法を学ぶために一生懸命努力しています。
 老人ホームはお年寄りにとって最後の「家」かもしれません。私たちにできることは、彼らがここで楽しく、尊厳を持って過ごせるようにすることです。この仕事を通じて、ほんの小さな気遣いでも、お年寄りの生活を変えることができるとわかりました。これからも、一人ひとりのお年寄りに心を込めて接していきます。なぜなら、彼らの笑顔が何よりの報酬だからです。              人間福祉学部 3年生 留学生


 今回のお話を通して、これからの介護業界にはICTIoTの活用が重要になると感じました。人手不足が介護業界の大きな課題であると思うが、それに対して技術を使って時間を短縮し、効率よく質の高いサービスにつながると感じました。最後は自宅で迎えたい方が多い中、なかなかそれができない時代になっているので在宅サービスはすごく価値のある業種だと感じました。本人だけでなく関係するすべての人の人生を良くしようとする姿勢が素敵だなと感じました。
 人間福祉学部 2年生 TO

 林さんの話を聞いて、介護はすべての人にとって、今後身近なテーマになっていくと思う。かつては家族や地域で支え合っていた高齢者の暮らしも、核家族化や地域社会の希薄化により、大きな転換化を迎える。そうした中で、これからの介護社会に最も求められるものは、人の尊厳を守る介護と持続可能な仕組みづくりだと感じる。日建ヘルスメディカル株式会社のように、医療、介護、福祉施設の設計や環境整備を通じて、人に優しい空間づくりを提案する企業の役割は非常に重要だと思う。今後は、高齢者が支えられる側だけでなく、地域の一員として生きがいを持ち続けられる会社、そして介護を担う人たちが誇りを持って環境づくりがより重要になってくる。そうした持続可能な介護社会の実現に向けて、企業、行政、地域、家庭が協力しあうこと姿勢が求められると強く感じた。
人間福祉学部 2年生 SR  

今日のお話を聞いて、認知症があったり介護が必要な状態であったりしてもその方が「自宅で暮らしたい!」という希望があるならばその人が自宅でその人らしくいきいきと生活ができるよう、その願いを叶えてあげられるようにサポートしてあげなければならないという言葉がとても印象に残りました。また、その願いを叶えるため「時間を短縮する」ということに重点を聞いてタブレットを活用し、情報共有を行なうことで伝達時間を短縮し、利用者との時間を最大化したり、介護スタッフの負担を少しでも減らすための対策として「見守りシステム」を導入したりするなど上手くICTを活用することで結果的に介護の質も向上しているのではないかと思いました。私の祖母も介護施設に入所する前に「できるなら自宅で最期まで暮らしたい」と言っていたけれど自分で自分のことができなくなり家族の負担を考えると施設入所するしかないとすごく悲しい顔をしていたのを思い出しました。私の祖母のようにそういった悲しい思いをする人が減っていくようにもっと在宅サービス事業が充実していったらいいなと思いました。    人間福祉学部 2年生 SM


関連情報

現代福祉マネジメント:不登校・ひきこもりから社会的孤立を考える

現代福祉マネジメント:不登校・ひきこもりから社会的孤立を考える

地域公開授業「現代福祉マネジメント」開講します

地域公開授業「現代福祉マネジメント」開講します

地域貢献事業成果報告会 学長賞 !!

地域貢献事業成果報告会 学長賞 !!