保育内容(音楽表現)Ⅰでわらべうたを体験しました

We enjoyed playing nursery rhymes!

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
1年生が受講している保育内容(音楽表現)Iの様子をお届けします。

第1回講義では、なかなか発言しづらい様子や、合奏の際にも遠慮しあったようなぎこちない様子がうかがえました。こういうときこそ「音楽の力」を体感するのに良い時期ということで、わらべうたを教えあう活動を行いました。わらべうたは、口伝により伝承されている唱え言葉に抑揚がついてできた歌を指します。自分の国の言葉からできた音楽なので、自然に音感を身につけることができる教材です。

第1回の合奏では、担当教員が保育士役を行いました。今回は、グループで役割分担をして学生のみなさんが教える役を務めました。前回の遠隔講義では、その準備をしていただきましたが、うまく教えることができたでしょうか。活動の様子をご覧ください。 

第1回講義でわらべうたの定義や分類を学び、歌詞や遊び方を思い出しました。地域によって遊び方や歌詞が違うなど、様々な発見があったようです。中には「わらべうた、全然知らない」と呟く学生も。今回紹介してもらったわらべうたの中にも、知らなかった人が多かったものもありました。

《あんたがたどこさ》トップバッターで教えたので少し緊張気味でしたが、上手に教えることができました。ボールで遊んでみると、歌のはやさについていくのが難しいことがわかりました。ゆっくり歌うとちょうどよかったですね。

《あんたがたどこさ》の遊び方の応用として、円になり「さ」でボールを横に回す活動もしました。他にどんな遊び方ができるでしょうか。わらべうたは、いろんな遊びに展開できる可能性があります。先生の腕の見せどころですね。

次は、学びの森に移動して、なわとびうたや、おに遊びのうたなどを体験しました。先生役はドキドキだったようですが、みなさん上手でしたよ!なわとびうたが多かったのですが、思ったより体がついてこなかった方もいたようです。

《くまさんくまさん》は、両手をあげて、片足あげてなどの歌に合わせてポーズをとりながら飛びます。やってみるとなかなかポーズが決まらず苦戦する学生が続出しました。縄を回す側の技術も必要ですね。

《おせんべ(い)焼けたかな》も、手順をしっかり踏まえて上手に紹介できました。どうしたら遊びが終わるのかをわかりやすく説明するのは、意外と難しいですね。

《かごめかごめ》をした時、あちこちで「自己紹介をしよう!」という声が聞こえてきました。確かに名前がわからないと、「後ろの正面」の人の名前を当てられないですね。4月・5月の保育で使うと良さそうな教材だということが発見できました。

うさぎ跳びで10回手紙を拾う《郵便屋さん》が1番きつかったようです。ほとんどの学生が2・3回しか飛べていない中、先生役のチームは軽々10回飛び、思わず拍手が起こりました。説明も声がよく通って特に上手でした。

先生役は、ただ最初にお手本を見せるだけでなく、子どもたち役の学生の間に入って、歌や遊び方を教えました。

《落ーちた落ちた》を実際に遊んでみると、誰が間違えずにできたのかわかりにくかったので、失敗した人は座ることにしました。リアクションを子どもたちに考えさせても楽しいですよ。

感想コメントよりいくつかご紹介します。

●わらべうたの特性に関する感想
・縄跳びは男の子や初めましての子関係なくコミュニケーションが取れるのでいい。
・わらべうたは方言?のように馴染みのない言葉が多くて面白かった。
・入学してからみんなと交流する機会があまりなかったですが、今日の講義で色々な子と仲良くなれて「誰かと一緒に何かをやる」ということはグッと距離が近くなる魔法のようなことなんだなと思った。仲間意識も出てとても素敵な時間だった。

●先生役をやってみての感想
・みんなに説明するときにわかったつもりでいたけど、聞かれた時に分かっていないところがあってみんなに説明するのが難しかった。事前の準備が大切なんだなということがよくわかった。
・簡単そうな曲でもすごく疲れました。説明が難しかったので、小さい子でも理解できるようにもっと簡単に分かりやすく説明できるように工夫したいと思った。
・相手が同い年なのもあってか、説明が淡々としてしまったので実際に子ども達が見て聞いた時にどうしたら分かりやすく伝わるかを子ども目線で考えられると良いと思った。