人間福祉学部

「現代福祉マネジメント」9回目 介護職員の離職ゼロへの取り組み

2019.07.01

介護職員の離職ゼロへの取り組み
育児を行う職員に対する両立支援とパート職員(高齢者)の早期戦力化

今回は、社会福祉法人さつき会 有料老人ホーム清和苑 施設長小名京子氏をお招きして、高齢者福祉での職員の働きやすい職場と高齢者の雇用の推進についてお聞きしました。

社会福祉法人さつき会は、大阪堺市の南に位置し高齢者率33.9%の町です。さつき会は昭和43年に設立した法人です。今回は、特定有料老人ホーム清和苑での取り組みを中心にお話をしていただきました。介護の質を上げるために仕事内容を見直した結果、子育て世代の就労が継続できるように常勤職員の「早出」「遅出」をなくし、常勤でつとめることが可能になりました。
その他、周辺業務は、介護職員から外して新たに高齢者パート職員を採用し業務をマニュアル化しお願いすることにしました。マニュアルは、今までの作業をきちんと整理し、誰でも同じように仕事ができるような内容(食事の配膳、掃除の仕方、時間での業務内容など)でした。新人職員には個人向けのマニュアルをつくり先輩職員が指導を兼ねて職員教育を徹底しました。業務のムリ・ムラ・ムダを常に意識し、マニュアルを皆で共有し、見直しながら行っていきました。その結果、介護職員は専門性を十分に発揮できるようになり、利用者の支援に関わる時間がふえ、多くの行事によって常に高齢者の笑顔が生まれるようになりました。
このような取り組みの結果、3年間職員の離職ゼロ、ということです。育休中の職員は復帰し、パートの職員は正規職員になり、6人のパート高齢者が周辺業務を行い、皆でより良い施設をつくるために支え合っていました。

講義を聴いた学生からは、「職員が少なくならないように「早出」「遅出」を介護職員から外し、業務の徹底したマニュアル化等の工夫がすごいと思った」「職員全体が同じ手順で同じ作業を行うこと、ムリ、ムラ、ムダを常に意識すること、効率よくOJTを行うためのしくみづくり、マニュアルの周知、共有がすごいと感じた」「マニュアルの徹底化で初心者でもできるようになり、間違いやトラブルを減らすことにつながる」「70歳の人がマニュアルを見て仕事をしているのはすごいと思った」「徹底的にムダを省いていくことで効率的に仕事ができるようになっている」「色々な工夫をしていて利用者も職員も笑顔になる施設と思った」。ビデオ鑑賞後、留学生からは、「日本の高齢者は香港と比べて幸せと思った」等の感想がありました。講義終了後も学生からの意見や質問が続きました。

記念写真
最後に記念写真を撮りました。

講師の様子
実際のマニュアルを見せていただきました。

講師の様子

質問をする学生の様子
学生からの感想と質問の様子です。

質問をする学生の様子

質問をする学生の様子

市民の皆さんの聴講自由!

聴講される方は当日教室までお越しください。

  • 会場:中部学院大学関キャンパス 2号館 2110教室
  • 時間:毎週月曜日 9時10分~10時40分
  • 対象:本学学生、事業者、地域の方、関心のある方であればどなたでも参加できます。

『現代福祉マネジメント』に関する連絡先

中部学院大学 人間福祉学部人間福祉学科 松田
TEL:0575-24-2211
E-mail:matsuda-takemi@chubu-gu.ac.jp

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