人間福祉学部

精神保健福祉論Cで特別講義を実施

精神保健福祉論Cでは、「精神障害者の生活支援システム」という内容について学びを進めています。精神保健福祉士として生活支援システムを考える際、とても大切な視点の1つとなるのが『ソーシャルアクション(社会運動)』です。
このソーシャルアクションは、概要については座学で学ぶことはできますが、その実践過程や具体的なアプローチについては難しい部分もあります。

そこで、2016年7月16日(金)、「奈良県における福祉医療制度の実現に向けた取り組み」に深く関わっている泉水宏仁氏(精神科ソーシャルワーカー)をお招きし、特別講義を実施しました。
福祉医療とは、通院・入院医療費の自己負担を助成する地方地自体の制度の1つで、奈良県では身体障害者や知的障害には適用されていましたが、精神障害者は対象外となっていました。
この矛盾を変える取り組みを奈良県では当事者、家族、精神保健福祉士が協力しあいながらソーシャルアクションを行ってきました。
その結果、2014年度以降、奈良県内の市町村で精神障害者に対しても福祉医療の適用が進み、現時点でもその運動が継続的に展開されており、泉水氏には行政等への実際の働きかけについて具体的に語っていただきました。

また、岐阜県、静岡県、奈良県の現場で活躍している3名の卒業生も講義に参加していただきました。泉水氏の発表の後、3名にも加わっていただき、それぞれの地域における取り組みやその課題等について発表していただきました。

ソーシャルアクションの意味、可能性、難しさを理解することは簡単ではありませんが、今、地域の中でそれらのものと向き合っている精神保健福祉士の姿を見ることは、今後へつながる貴重なものになるはずです。
現場の力強さを感じることができた時間となりました。

泉水氏による特別講義
泉水氏による特別講義

現場で活躍する4名の精神保健福祉士からのメッセージ
現場で活躍する4名の精神保健福祉士からのメッセージ

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