経営学部

「現代マネジメント研究」第2回 宮地正直氏 講義

2019.05.14

2019年度 中部学院大学・シティカレッジ各務原/関 公開講座

第2回「キャッシュレス時代が到来」
株式会社 電算システム代表取締役会長 執行役員CEO  宮地正直氏

宮地正直氏

5月14日(火)第2限、第2回の「現代マネジメント研究」講演会を開催しました。
二十年に及ぶ歴史を持つこの講座は、短期大学部経営情報学科時代からの伝統ある授業で、市民の皆様方のご要望にお応えして一般公開してきたものを、各務原キャンパス開校の平成18年度から、経営学部とシティカレッジ各務原・同関との連携事業としたもので、昨年度からは全学対象の「中部学院大学公開講座」として実施しています。

講師をお願いしたのは、株式会社電算システムの代表取締役会長執行役員CEOにお就きの宮地正直様です。氏は、岐阜商工会議所の名誉副会長でもあられます。
氏のご講演は今年度で6回目となりました。最近では「第4次産業革命」「AIの時代」などのキーワードをわかりやすくお話いただき、好評の講座です。
今回は、マスコミ関係が「キャッシュレス」をキーワードに電算システムの好業績と今後への期待を展開したタイミングでのご講演「キャッシュレス時代が到来」だけに、一層期待が高まり、60名近い市民の皆様にもお出かけいただき、学生諸君150名と併せ、210名以上がお話を拝聴しました。学生諸君の質問も活発(写真:下の2葉)で、今回もまた時間ぎりぎりまでの講義となりました。(写真次は、講義終了降壇後、質問に答える宮地氏)

現代マネジメント研究第2回の様子

質問をする学生1

質問をする学生2

古田学長の挨拶で始まったご講演、氏のお話しは最初、「平成はどういう時代だったか?」で始まりました。
平成の30年間は、昭和の「夢」が続いたわけではないが、安くていいももを作れば売れるいい時代だった。一方でコンプライアンスが叫ばれ、セクハラ・パワハラに挟まれて個と個の繋がりがなくなり、余計なことが言えなくなった時代でもあったとされました。
氏は、故堺屋太一氏が強調した「日本の最大の問題は人口減少である。」を取り上げ、高波のように押し寄せる労働力不足に対応できるAIがこの令和の時代には驚異的に進歩して、事務的な業務の50%以上がこの20年以内に消滅するだろうと予測されました。
また、ハウステンボス内のホテルの接客がすべてロボット活用となっているのは余りにも有名ですが、やがてロボットと結婚する人間が出てくるのではないかとまで冗談交じりに話されました。

氏はここで、我が国の国旗と国歌の法的な制定のいきさつについて述べられました。「日章旗」と「君が代」が国旗・国歌として「国旗国歌法」として制定されたのは今からおよそ20年前の平成11年8月であり、それまで数十年間、国旗・国歌と信じていた思いこみや勘違いがいかに怖いことかと強調されました。

さて、演題の「キャッシュレス時代」は、新しい時代の「労働力不足」と「生産性の向上」の二つの課題を解決するもので、いわば「働き方改革」の旗頭になるものとされました。
日本人はクレジットカードやデビットカードなどを一人8枚平均所有していて、その数は 世界第2位だそうですが、キャッシュレス決済比率は約39%で、韓国の90%、中国の60%、アメリカ合衆国の50%を大きく下回っています。曰く「浪費しそうだから」や「金銭感覚が麻痺しそう」、「レジでスマホは面倒」などの強い思い込みががあって、キャッシュレス反対が51%に上っているとのことでした。

電算システムの決済業務センター所長柳原一元氏

後半は電算システムのキャッシュレス番頭こと決済業務センター所長の柳原一元氏(写真左)が、具体例や今後の見通しなどについて詳しく解説されました。
スマホを使ったキャッシュレス決済は、すでに10社以上が名乗りを上げて激戦の時代に突入しています。柳原氏は、これらの内の「LINE Pay」による決済の実際を、ご自分のスマホをスクリーン上に投影してLIVEで示してくださいました。

思いこみを捨てて、キャッシュレス決済に挑戦してみてはいかがでしょうか。片桐学長は、お礼の挨拶の中で、世界を大きく捉えるための海外旅行を勧めました。講演中に使用されたスライドのうちの「日本のキャッシュレス決済の状況」(令和元年5月現在の一覧表)を学習用に資料として提供します。希望者は経営学部長まで申し込んでください。

(文責:今井春昭、 写真:林賢一)

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