経営学部

「現代マネジメント研究」 第2回 重森万紀氏 講義

2017.05.17

2017年度 経営学部・シティカレッジ各務原/関 公開講座

第2回「視聴者の意向をどう捉えるか~番組を支える各種調査~」
NHK岐阜放送局 局長 重森万紀氏

重森万紀氏重森万紀氏

中部学院大学・中部学院大学短期大学部がその構成員となっている「学校法人岐阜済美学院」は、2018年に創立100周年を迎えます。

これに当たり、経営学部の前身である短期大学部経営情報学科時代から十数年間の伝統を誇る「現代産業研究」を新に「現代マネジメント研究」と改称して他学部・学科の教育課程の一部とするとともに、シティカレッジ関の皆様にも参加いただけるように生まれ変わって本講座がスターとしました。

8回シリーズの第2回は5月17日、昨年4月に着任された、NHK岐阜放送局長の重森万紀氏に『視聴者の意向をどう捉えるか~番組を支える各種調査~』と題してお話しいただきました。

この日は、経営学部並びに短期大学部社会福祉学科の学生諸君、シティカレッジ各務原や各務原市役所などの市民の皆様、大学関係者など約200人がご講演を拝聴しました。

古田学長の挨拶で講演会がスタートし、重森氏のお話しは「NHKとは」から始まりました。特に、国営放送と勘違いしている人たちがいるが、国会で審議された予算を遣う公正公平な公共放送であることを強調されました。

グローバルからローカル、過去から未来、硬(報道など)から軟(娯楽など)、そして社会的弱者の方々に向けたものも含めて幅広い番組やニュースをお届けするために、約1万の職員が総掛かりで取り組んでおられます。
重森氏は、外国語大学ご卒業後、NHKに入社、海外番組の購入や経営企画、編成局在籍時にはアメリカの企業留学などを経て、視聴者に関する調査研究部門に長く関わられました。

ご講演では、NHKが行っている数多くの調査から、いくつかの「今」をご紹介いただきました。近畿地区と関東地区の視聴率に表れる嗜好の違いや、人々のメディア利用実態や意識の変化をデータで示されました。
「一番欠かせないと思うメディア」についての調査では、人々の気持ちにおけるテレビの相対的な位置づけが5年前より低下し、インターネットが増加していることがわかりました。

また、NHKの放送内容をより良くするために行った岐阜県対象の調査では、岐阜県の住民は他の県・地域と比べて「岐阜県に関する情報への関心が高い」という結果がみられた一方で、県下4圏域ごとにみると、それぞれの地域の住民は、住んでいる地域への関心は高いが県下の他地域関心はさほど高くない、という結果がでているとのことです。

このほかの調査結果も紹介され、最後に、こうした各種調査の結果を踏まえ、今後のNHKの経営方針にどう活かしていくかという戦略面を、NHKの経営計画から示されました。
また、NHK岐阜放送局では「岐阜の今を切り取る」、そして「視聴者の方々とつながりを築き、視聴者の皆さんのお顔が見える番組」作りに取り組むとして、「ぎふスペシャル」、「ほっとイブニングぎふ」(平日18時30分~)の新コーナー「ぎふボイス」などNHK岐阜放送局制作の番組や、NHKならではの豊富な映像を紹介していただきました。
これからがもNHK岐阜放送局から目が離せないという印象を持ちました。

(写真:今井信一、文:今井春昭)

ページの先頭へ戻る