経営学部

2016年度 経営学部公開講座「現代産業研究」・シティカレッジ各務原公開講座

第2回「当たり前のことを 当たり前に」
株式会社中広 代表取締役 後藤一俊氏 講義

5月18日(水)、今年度第2回の「現代産業研究公開講座・シティカレッジ各務原公開講座」を開催しました。

講師をお願いしたのは、株式会社 中広 代表取締役の後藤一俊氏です。

この講座は、経営学部の前身である短期大学部経営情報学科時代から十数年間の伝統を持つ授業で、市民の皆様方のご要望にお応えして一般公開してきたものを、各務原シティカレッジ開講の平成18年度からはシティカレッジとの連携事業としているものです。
この日は学生、市民の皆様、大学関係者など約150人がご講演を拝聴しました。

株式会社中広 代表取締役 後藤一俊氏
株式会社中広 代表取締役 後藤一俊氏

中広発行の生活情報誌
中広発行の生活情報誌

氏は、8つのタイトルから成るレジュメと、中広発行の、総数が600万冊にも及ぶ地域みっちゃく生活情報誌のうちの数冊などを巧みに使用されながら話を進められました。
お話しは最初から最後まで、ことばの原点に還ってその意を捉えることで、人間としての在り方生き方を考えさせようとするものでした。
およそ500人の社員全員に「天声人語」を書写させている会社だけあって、言葉に重みがありました。

最初、参加者の皆さんと元気な挨拶を交わされたところで、すかさず、「挨拶」の「挨」は「心をひらく」であり、「拶」は「近づく」の意であるから、形だけでなく、心をひらいて、心を近ずけて「こんにちは」(ご機嫌いかがですかの意)とか「おはようございます(朝から精がが出ますねの意)と語りかけなければ相手に想いが伝わらないと話されました。
本学でも、学生諸君の挨拶を評価していただく市民の皆様が多いのですが、一つ大きな教訓を頂きました。

地方方創生や、困っている人を放っておけない氏はまた、東日本大震災で壊滅に近い打撃を受けたにもかかわらず、手作り手書き壁新聞を作り続け、後日、国際新聞編集者協会から特別褒賞を授与された石巻日日(ひび)新聞社に感動して支援を申し出、石巻・東松島・女川に5.3万部を発行する地域みっちゃく生活情報誌『んだっちゃ!』を日日新聞社と共に立ち上げ、社の再建とこの地方の活性化に貢献されました。
「困っている人に対してあなたは何ができるか?」という、学生諸君への問いかけは、本日の参加者一人ひとりに、様々な思いを抱かせてくれました。

参加者

また、「人間とは何か?」として、広告の仕事は人間学・心理学に通じており、人間を、考える・ものを作る・経済活動する・楽しむ、つまり「働く」生きものであると定義され、喜んで働く人が最も人間らしいとされました。
これに「上機嫌」つまり、自己中心とは一番遠いところに自分を置くように努力し、いやなことや怒りの原因を思い切って受容すれば、自己実現や他人の幸せ実現が確実になると断言されました。「受容」することの大切さを教えていただきました。

佐藤勝人さん
佐藤勝人さん

この他、地方創生のキーワードとして、ふるさと納税、第一次産業、地場産業、観光、地方公務員の5つをあげられるなどして具体的なお話を展開していただきましたが、最後にもう一度、学生諸君に向かい、
「関や各務原の人たちは皆さんを心から愛している。人間は喜んで働くのが当たり前なので、上機嫌を維持しつつ、困っている人たちを助けて、自分たちの地域を元気にするために努力してほしい」
とエールを送っていただきました。

今春経営学部を卒業された佐藤勝人さんからも学生たちを激励していただきました。

(文責:今井春昭、 写真:村上進)

ページの先頭へ戻る