大学院 人間福祉学研究科
大学院 人間福祉学研究科

大学院 人間福祉学研究科

研究科トピックス

ごあいさつ

研究科長 藤岡孝志

本学大学院は、2001年度に、修士課程が設置され、多くの実践的研究者及び研究のできる実践者を輩出してきました。また、さらに、博士課程(後期)が2003年度に設置され、これまで多様な研究領域を牽引する研究者を育成してきました。

本学大学院の特徴は、「人間福祉学」を学位修得の中核に据えていることです。社会福祉学をその基盤におきつつ、その学問体系を受け継ぎながら、人間を中核に据えた人間福祉学の学問構築に大きな特徴があります。
人々にとっての「幸せ」とは何でしょうか。将来にわたって不安なく暮らせる仕組みは果たしてどのように実現していくのでしょうか。人々の日々の生活の中にある「つらさ・きつさ」にしっかり向き合い、その中で見えてくる解決の方向性(希望や光)を学問として構築していく。このような人間福祉学研究者の育成が本学大学院の使命であると考えています。

人々の生活と一人ひとりの生涯発達に眼差しを向け、社会との関わりのなかで生み出される人々の苦しみや悲しみ、つらさに丁寧に寄り添い、その中からこそ導き出される様々な課題や問題意識に対して、修得した科学的方法論をもって真摯に向き合っていくことができる研究者の養成を目指しています。
多くの研究者志望の方々が本学大学院に集い、実践現場における課題について、そしてそれに向き合う研究について大いに語り合い、互いに研鑽しあえる場が、皆さんと共に構築できることを心から願っています。

研究科長 藤岡 孝志

人間福祉学研究科の特徴

人間福祉研究を総合的に発展させる

人間福祉学研究科では、社会福祉学の資産を受け継ぎつつ、社会福祉学およびその関連領域の学際的研究のできる広い視点を重視しています。
本大学大学院の教員スタッフはこうした学際的研究を構成する幅広く多彩な分野で高い専門性を持ち独創的研究を展開しています。
大学院教育では、そうした教員の指導のもと、高い専門性と独創性を持ち、自立した研究を展開できる人材育成を目指しています。

自立した研究者・実践者を目指す

修士課程では、社会福祉学やその近接領域に関する基礎的な知識を身につけ、現代における人間の福祉を取り巻く課題に取り組むことのできる専門的な思考力、実践力、応用力を身につけます。
博士課程ではさらに、専門的知識を持ち、現代社会における人間の福祉が抱える課題に対する自立した研究力、研究や教育場面での実践場面における問題対応能カ ・ 指導力を身につけます。

多様な学歴に柔軟にサポート

本研究科の入試は、一般入試、社会人入試、学内選抜入試など多様なために、学部卒業直後の人、社会人として様々な職業を経験してきた人、社会人で本学通信教育課程を卒業した人、専業主婦などが在籍しています。
年齢も20歳代から70歳代と様々です。また、海外からの留学生もいます。
学生のニーズや生活スタイルに合わせて柔軟に学びをサポートし、多様な学歴と豊かな経験を持つ院生が、それぞれの意欲、能力、知識など長所を生かし、研究交流を通して切磋琢磨すれば、有意義な学習・研究の展開が可能です。

3つのポリシー・カリキュラム・修了要件

社会福祉学及びその関係領域に関する 高度な専門知識と見識、その技術を養う

現代社会における社会福祉を取り巻く問題・課題について、実践者・研究者として、専門的な思考力・実践力、応用力を身につけ、社会福祉及び関係領域の理論、実践等の専門知識と技術を深めます。

修士課程

修士課程では、研究者としての基礎的能力と専門知識を身につけ、博士課程に進学する人材を養成するとともに、福祉分野において理論と実践および創造力との調和のとれた高度な専門職業人の養成を行い、社会的要請に応えることのできる人材育成を目指します。

博士課程(後期)

博士課程(後期)においては、修士課程において培った研究能力を基礎として、専門的な研究指導によって学識と識見を深め、人間福祉学の専門研究者として自立して研究を進めることができる能力を養います。

論文審査基準・申請書等

行事予定表

担当教員

入試について

入試概要

日程 出願期間 試験日 合格発表日 手続締切日
修士(A日程) 9/4(月)~9/29(金) 10/7(土) 10/13(金) 10/20(金)
修士(B日程) 1/15(月)~1/31(水) 2/10(土・祝) 2/16(金) 2/22(木)
博士

奨学金等

 本大学院に入学する多くの大学院生が「学業優秀者奨学金」などの奨学金等の制度を利用し、研究活動に励んでいます。

学位論文紹介