JICA 草の根技術協力事業

ダナン市保健局長等を招いて日本研修を行いました

2019.05.17

進捗状況のモニタリングやダナン市全域への普及を役割とするプロジェクト管理ユニット(PMU)メンバー4名(ダナン市保健局2名、グハンソン地区病院2名)を招へいし、2019年5月13日(月)~5月17日(金)の日程で、日本研修を行いました。

2019年5月13日(月)

一行は、ハノイ経由で中部国際空港に到着。その後、JICA中部を訪れ、長JICA中部所長、内島連携推進課長、担当者らにベトナムの高齢者の現状とプロジェクトの進捗状況を報告しました。長所長から、「保健局・病院ともに高い志を持って取り組んでおられる。」と高い評価をいただき、「日本の取り組みを参考にしつつ、ベトナムの実情に合わせて取り入れていってほしい」と激励のお言葉をいただきました。
その後は、昼食に代表的な名古屋めしであるひつまぶしを体験。名古屋城本丸御殿では、日本の木造建築技術や美術工芸技術を見学するなど、日本の文化に触れる機会となりました。

長JICA中部所長
ご挨拶いただく 長JICA中部所長

JICA中部の皆さまと訪問団
ご対応いただいたJICA中部の皆さまと訪問団

2019年5月14日(火)

JICA中部連携推進課の由井氏にもご参加いただき、午前中は、中部学院大学で古田善伯学長らと懇談し、プロジェクトの進捗状況について意見交換を行いました。その後、キャンパス内の介護、看護、リハビリテーションに関する施設を見学し、看護学科の留田講師と久保助教から設備の説明を受けました。
午後からは、中濃厚生病院を訪れ、石木事務局長から病院の概要と日本の高齢化や地域包括ケアについて、鈴谷看護師長から看護師の業務について説明をいただきました。その後、院内見学を行い、地域医療包括ケアセンター、緩和ケアセンターなどについてご説明いただきました。Yen 保健局長は、「患者のことを一番に考え、心配りのある施設になっている」と感想を述べ、「体験したこと、学んだことをダナン市での病院運営に活用していきたい」と抱負を語りました。

中部学院大学での意見交換会の様子
中部学院大学での意見交換会の様子

前列中央Yen保健局長(左)と古田学長(右)
前列中央Yen保健局長(左)と古田学長(右)

留田講師と説明を受ける一行
中部学院大学看護棟の設備を説明する留田講師と説明を受ける一行

中濃厚生病院の皆さまと訪問団
中濃厚生病院の皆さまと訪問団

2019年5月15日(水)

午前中は関中央病院を訪れ、病院の概要と介護保険制度について説明をいただきました。ベトナムにはまだ介護保険がないため、一行は積極的に質問し、Yen保健局長は「本国でもまずは制度を整える必要がある」と述べました。病院に併設した老人保護施設・太陽苑では主にリハビリやデイケアの様子を見学し、特別養護老人ホーム・せきこもれびでは、ユニットごとの生活の様子を見学しました。
午後は新幹線で東京に移動し、翌日の研修に備えました。

せきこもれびで中村施設長から説明を受ける一行
せきこもれびで中村施設長から説明を受ける一行

2019年5月16日(木)

午前中はホテルまで大迫理事にお迎えいただき、品川区中延在宅介護支援センターを訪れました。こちらは在宅介護支援センターの他にデイサービス、特別養護老人ホーム、ヘルパーステーションを兼ねた複合施設であり、在宅介護の中心的役割を果たしています。大変充実した設備が整っており、ベトナムの高齢者にもこのようなサービスを提供したいという気持ちを持ちました。しかし、利用者の金銭的負担を考え、まずは制度を整えていく必要があることを実感していました。
午後は、今回の研修で学んだことを振り返り、帰国後の活動につなげていく意気込みを確認し合いました。その後、はとバスツアーに参加し、浅草・隅田川などをめぐり、日本文化に触れる機会も持ちました。短い時間でしたが、研修をやり終えた後の一時を楽しみました。

中延在宅介護支援センターでの質疑応答の様子
中延在宅介護支援センターでの質疑応答の様子

2019年5月17日(金)

成田空港から直行便にて帰国しました。


この研修の報告会は6月に現地で開催する予定です。

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