心理相談・カウンセリング(人間福祉相談センター)

第12回 ぎふLD・ADHD学習会&子ども未来セミナーVIIを開催しました

2012年9月22日、第12回ぎふLD・ADHD学習会&子ども未来セミナーVIIを中部学院大学関キャンパスにて開催しました。
今年は「子どもの社会性の発達とその援助」をテーマに行われ、保育士、幼稚園教諭、医療保健関係者、福祉施設職員、心理士、一般の方など県内外より220名の参加がありました。

岡本健中部学院大学学長の開会の挨拶の後、『発達障害児の心理療法』の演題で御池心理療法センター臨床心理士の平井正三先生の講座が行われました。
平井先生は、精神分析的心理療法を長年にわたり実践され、NPO子どもの心理療法支援会を立ち上げて専門家養成にも力を入れています。最初に、先生がイギリス・ロンドンのタビストック・クリニックに留学し習得した訓練の一つ、乳幼児観察のエッセンスをお話しくださいました。そして、そのエッセンスが息づいている精神分析的心理療法、中でも発達障害のある子どもの心理の理解とタビストックの心理療法の方法について事例を通して解説されました。参加者からは、「子どもの心を深く読み解くことの大切さがわかった」「実践に生かしていきたい」などの感想が寄せられました。

平井正三先生による講座の様子

午後は、国立精神・神経医療研究センター児童・思春期精神保健研究部部長で精神科医の神尾陽子先生による講座『自閉症スペクトラムの早期発見と支援』が行われました。
神尾先生は、自閉症スペクトラムの研究でわが国の第一線の研究を行っており、最近では社会性の発達を中心に、早期発見と支援の問題に取り組んでおられます。自閉症スペクトラムの社会性の発達についての解説をされた後、早期発見に用いられるM-CHATの有効性についてデータを用いて詳説されました。参加者からは、「乳幼児健診の実際に活用できる」「自閉症の子どもたちの青年期までの発達とその課題がよくわかり支援に役立てたい」といった声が聞かれました。

神尾陽子先生による講座の様子

質疑応答でも多くの参加者から日頃の悩みや課題、講座の更なる詳細の質問があり、講師の方には丁寧にお答えいただきました。

本会の開催につきましては、岐阜県をはじめ多くの団体にご後援とご協力をいただきました。
今後も本会の充実を図るとともに、相談活動や子育て支援、学生の教育に尽力したいと存じます。

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