中部学院について

「世界で最初のクリスマス」

2015年12月21日(関キャンパス)
「世界で最初のクリスマス」
益田 明(中部学院大学事務局)

聖書:ルカによる福音書 第2章8-21節
その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。
すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。
あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」
すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。
「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適う人にあれ。」
天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。
そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。
その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。
聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。
しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。
羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。

聖書 新共同訳 ©共同訳聖書実行委員会、©日本聖書協会

1. 世界で最初のクリスマスの登場人物-羊飼い
今日のチャペルプログラムに印刷されている聖書の言葉は、イエス・キリストの誕生の出来事、つまり今から約2000年前の「世界で最初のクリスマス」の様子を描いています。
今日は、世界で最初のクリスマスの「登場人物」に注目してみましょう。
8節から18節までの記事の中で中心となっている登場人物は、「羊飼い」たちです。
羊飼いという職業は、当時の社会において、非常に身分の低いものとして考えられていました。
聖書に登場する羊飼いたちは、おそらく社会的にも身分が低く、経済的にも貧しく、社会の片隅に追いやられていた人たちであったのではないでしょうか。
そのような人たちが、世界で最初のクリスマスの目撃者となったのです。

2. クリスマスの意味
今日の聖書の箇所から、今を生きる私たちは何を学ぶことができるのでしょうか。
短く2つのポイントでお話をしたいと思います。

①羊飼いたちは孤独であった
聖書をみますと、羊飼いたちは、夜、野宿をしながら羊の番をしていました。
普段の生活の中でも社会の片隅に追いやられ、さらに真っ暗な夜に羊の番をするという心境を想像してみてください。
彼らはおそらく、孤独であったと思います。
そんな羊飼いたちの姿は、私たちが人生の中で孤独を経験する時の姿と重なるように思います。

②「あなたがたのために」
聖書には、夜、暗闇の中で、孤独に耐えながら、羊の番をしていた羊飼いたちのところに天使が現れ、イエス・キリストの誕生の知らせを告げました。
10節~11節「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町であなたがたのために救い主がお生まれになった。」

私たちは、人生の中でしばしば孤独を経験します。
病気にかかり一人で病の床に伏せる時もあるかもしれません。
また、信頼していた人に裏切られるという孤独を経験するかもしれません。
また、周りに沢山仲間がいたとしても、何か心が満たされない、そんな「こころの孤独」を感じる時もあるでしょう。
そんなとき、この聖書の言葉を思い出したいと思います。
「今日ダビデの町であなたがたのために救い主がお生まれになった。」「あなたがたのために」と書かれています。
聖書のメッセージはいつでも「個人的」です。
「あなたがたのために」そして「あなたのために」救い主イエス・キリストがお生まれになった、これが、聖書が私たちに語るメッセージです。

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