
総合表現の世界「いのちの旅」を熱演しました
子ども福祉学科・子ども学科が熱演
12月17日(水)、岐阜市文化センター小劇場で、子ども福祉学科3年生、子ども学科2年生の学生らによる総合表現の世界「いのちの旅」の公演を行いました。
本公演は、短期大学部幼児教育学科が永年取り組んできた学外公演の伝統を受け継いで行われ、大学としては初。本年度は、岐阜市公共ホール管理財団の「公募型企画応援プロジェクト」にも採用され、地域とともに歩んできた大学が、音楽分野で新しい歴史を刻みました。
子ども福祉学科では、将来保育や教育の場で子どもと関わる仕事を目指す学生が多く、1年次の「音楽表現指導法Ⅰ・Ⅱ」、2年次の「自己表現技法Ⅱ」で、表現力や表現技法を高める取り組みを行ってきました。その集大成として3年次の「総合表現活動」では、学外のステージに立つという目標を立て、この日のために練習を積み重ねました。
第一部 合唱・器楽合奏 「地球賛歌」
「見上げてごらん夜の星を」「千の風になって」「瑠璃色の地球」などの名曲を男声合唱で披露。学生や教員に加え、黒野保育園の園児たちも元気いっぱい参加してくれました。



歌うことの喜びを
最初の授業。集まったのはたった2人。その後なんとか揃った5名の学生に教員1名が加わり計6名による男声合唱。不安と期待の入り交じった船出でしたが、学生たちは活動を通して、歌う喜びを実感するようになっていきました。歌には、知らず知らずのうちに、そこにいる人々の心をつないでいく魔力があるのです。
歌う技術や表現力の高まり
授業では、表現力を高めるため、徹底した発声練習を取り入れました。毎回約50分、身体のストレッチから始まり、息を身体の奥深くまで入れることや息の流れをつかむことの大切さ、自分の響きのポイントをつかむことなどを繰り返しました。9月に入る頃には、どの学生も声にはりと深みが出てきました。そして、お互いに相手の声に刺激され、さらに良い声が出るという相乗効果も生まれてきました。
本物に触れながら表現力を高める
指導をした教員はすべてプロの音楽家です。プロの表現に触れることで、学生が本気になっていく姿が見られました。そんな学生と教員とが、お互いに刺激し合いながら、より良いものを生み出し、共に一つの表現を創造していく過程がありました。
学生同士の育ち合い
なかには、歌に少し苦手意識を持っている学生もいましたが、みんなで最後まで支える姿が見られました。5名の学生がそれぞれソロ部分を担当するプログラムの練習中には、なかなか自信を持って歌えない仲間に対し、誰からともなく、周りで手を振りながら“がんばれ!”というメッセージを送るようになっていました。公演においても同様に仲間同士が支え合いながら、素晴らしい歌声を披露しました。
第二部 群読劇 「葉っぱのフレディ」

レオ・バスカーリア作「葉っぱのフレディ」の群読劇。いずれ枯れ朽ちていく葉っぱが土に還り再び蘇る生命の輪廻を通して、生きることの意味を表現しました。
歌やパーカッションをはじめとする楽器に加え、音楽、効果音、ダンスなどで構成。キャストには、黒野保育園、中部学院大学短期大学部附属幼稚園の園児たちも加えて音楽劇を創り上げました。
地球環境やいのちの尊厳が大きなテーマになっている今、自然のなかの一員として生かされていることへの感謝、生命への畏敬の念を持つことの訴えが、鑑賞された多くの人に響いたことでしょう。




鑑賞された方々からのアンケートより
「感動した」という言葉のほかにも次のような感想が寄せられました。
- 授業での積み上げが素晴らしい舞台となったことに驚いた。
- 先生方の指導と学生の意欲や熱が創り上げた成果だ。
- 一人一人が輝いて見えました。「いのちの大切さ」について考えさせられました。
- 生きる意味についてや、様々なことについて考えさせられて涙が出てきてしまいました。ありがとうございました。
今後は、卒業後の学生が、幼児や児童、福祉の場で豊かな表現力をもって活躍できるように、教員と学生とが一緒になって学びを深めていきます。また、学外のみなさんに、学生が活動的で豊かな表現力を持っている姿を見ていただく、今後も機会を作りたいと考えています。

