
さらに大学院で学びませんか?
秦 安雄(中部学院大学大学院 人間福祉学研究科長、教授)
通信教育部人間福祉学部人間福祉学科に学んでいる皆さん、また卒業された皆さん、さらに専門知識と研究能力を身につけ専門職業に生かすために、大学院で学びませんか?
本学大学院人間福祉学研究科では、2010年度から社会人学生の就学条件をさらに整備し拡充しますので、通信教育部の学生の皆さんからの進学をお待ちしています。
今年、通信教育部卒業生の方が大学院修士課程に入学しました。初めてのことです。専門職業人として、さらに専門知識を深め問題解決能力を高めるために研究課題をもって入学し、職業と両立させ意欲的に頑張っています。ぜひ後に続く人が出てくることを期待しています。
通信教育部の在学生は、2009年度の資料によると、無職は15%で殆ど何らかの職業に就いています。学歴も専門学校以上の方が約70%を占めていて、まさにリカレント教育です。最も期待でき評価できることは、学ぶことの目的・動機が明確であり、かつ意欲的であることです。そのことが結果として優れた成果と実績を残しているのだと思います。
以前、「桐華」第12号で、担当の障害者福祉論のスクーリングにふれて、「時間的体力的にはきついのですが、講義がしやすいし、やり甲斐を感じます。」通学課程の学生と異なって、「社会人の方が多く、学ぶ目的や姿勢がしっかりしているからでしょうか」と述べたことがあります。
人間福祉学研究科では、明確な研究目的と意欲をもった社会人学生を受け入れるために、2010年度は、時間割編成を昼夜開講に拡充し、講義室も科目によっては、交通の便の良い各務原キャンパスに設けるなど学びやすい条件を整備します。これまで社会人入学生として在籍していながら、職場の条件などで学業が継続できず、中途退学を余儀なくされるなど残念なことがありました。
また経済的援助も重要です。日本学生支援機構奨学金の他に、充分ではありませんが、本学独自の奨学金制度もあり、大学院の場合はこれまで希望すれば、ほぼ全員に支給された実績があります。通信教育部の学生は、一般入試、社会人入試でなく、通学課程の学生と同様に学内選抜の受験制度を利用することができます。
また、2年間で卒業する方と同額の授業料で、 3~4年間かけて履修できる制度もあります。
これまで若い院生集団の中にあって、社会経験のある社会人院生が、共に切磋琢磨するなかで、良い影響や役割を果たしてくれました。
ぜひキャリアアップのために、時間的経済的に大変だと思いますが、専門職業と両立させながら、大学院において研究課題を深めてもらえることを期待します。また将来的には、人間福祉、社会福祉の中心的担い手として活躍していただくことができればと思います。
「桐華」第31号(2009年7月31日)巻頭言より

